看板の再利用とは
経年劣化で脆くなった看板の撤去をお考えの方の中で、
柱部分だけでも再利用できないか?と問い合わせをされたことがございます。
実際の現場を見て、看板の劣化具合を見ない事には回答が出来ないので実際に現場を見てみると、かなり大型の自立看板でした。
柱(500角)ぐらいの大きさで2本で支えているような高さが20mぐらいある大型看板でした。
当初は看板を丸ごと撤去する予定でしたが、
撤去金額を抑えるために、基礎は残しての看板撤去をすることに。
そこで問題が発生したのです。
基礎残しの看板撤去
基礎を残しての看板撤去をする経緯としては、
撤去する看板の図面が手元にない場合
→基礎の大きさがわからず、撤去の予算が大きくなる
図面はあるが、建物自体に基礎が絡んでしまっている
このような場合があります。
今回は後者の看板でしたので、
看板の基礎を残して撤去することになったのですが、
もし次回同じ場所に看板を設置したいとなった場合基礎が邪魔で新しい看板の設置が難しいです。
(その際に基礎を大幅に斫らないといけない)
そこで今回はある工夫を施しました。
既存の柱は当初の予定通り、基礎のギリギリで切断を行いました。
通常は、柱の中に砕石をいれて表面をモルタルで仕上げて作業完了なのですが、
今回は柱の穴を利用して別の細い柱(100角程度)のものを入れて看板の設置が出来るようにしました。